-
お問い合わせ
-
資料請求
- NEWS
- トピックス
- 南三陸町にコンテナハウス図書館が開館しました
2013.09.02
南三陸町にコンテナハウス図書館が開館しました
東日本大震災に対する本校生徒会の復興支援活動として、宮城県南三陸町に設置し、寄贈したコンテナハウスが、ようやくこの夏に「仮設戸倉図書館」として開館しました。
最大20mを超える津波が押し寄せ、建物用地の 52%が浸水し、とりわけ震災被災地の中でも被害の大きかった南三陸町。そのような状況を踏まえて、生徒会執行部や保健委員会・文化祭実行委員会の生徒が現地に赴き、同世代の小中高校生が落ち着いて読書や勉強に取り組める場所が少ないという声をお聞きしました。そこで、耐久性に優れた簡易建物施設であるコンテナハウスで仮設図書館を建て、活用して頂きたいということになったのです。
そして、震災直後から被災地にコンテナハウスを建てる支援活動を進めてきた本校OBの方の専門的な助言と尽力を頂きながら、募金や文化祭での模擬店の売り上げ、PTAからの援助などをもとにコンテナハウスを購入し、2012年2月に生徒代表が現地に赴いて、(旧)戸倉中学校の校地の一角に建てたのでした。その後、復興に向けて行政が抱える膨大な仕事もあって遅くなりましたが、ようやく「仮設戸倉図書館」として開館するに至ったものです。現在は、地域の方々、とりわけ仮設住宅の小学生の皆さんに広く利用され、喜んで頂いているようです。
このように結ばれた縁を大切にして、今後もできる限りの支援活動を継続して行っていきたいと考えています。
【(旧)戸倉中学校の校舎】
海に面した海抜17mの高台にありますが、津波が校舎1階天井まで押し寄せ、現在、校舎は使われておりません。
【コンテナハウスの周辺】
(旧)戸倉中学校の校庭に設けられた仮設住宅の一角にコンテナハウスは建っています。
【仮設戸倉図書館の外観】
大きな看板が掲げられています。
【図書館の内部①】
夏休み中は、月曜日と水曜日に開館しています。
【図書館の内部②】
本の貸出はもとより、学習の場として活用されています。冷暖房の設備もあります。