環境教育
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未来を見据えたエコロジー

21世紀を生きるために必要な「環境」への取り組みを
「教育」の一環として実践しています。

失われた自然を取り戻すためには、それを実現させようという熱意と科学的知識が必要です。 近い将来訪れる食糧危機をいかに解決するかという問題も同様です。地球規模の危機を乗り切らなければならない若い人達のために、獨協は「人類と他の生物との共存」を推進できる学力・知力・哲学を育てます。

「環境」への
強い興味と関心は、
豊かな心の成長に不可欠です。

1.蛍が生息するビオトープ

水に適度の酸素を加えて流れを作ると、川は清らかになって自然が蘇り、ホタルの棲める環境になります。川の流れや酸素の供給を太陽光で生み出された電力で行えば、CO2の発生が抑えられ地球環境の保全につながります。獨協生にとってビオトープは環境教育のシンボルです。

2.屋上壁面緑化

わずか6リットルの土に3ヶ月をかけてゆっくりと溶け出す特殊な肥料を加え、水やりを下から行うと少ない水で植物が育ちます。緑化は建物の温度上昇を抑えるのにも役立ちますし、この方法が進めば砂漠でも食物を育てることも可能となるかもしれません。獨協では屋上スペースを有効活用し、自然環境に関するさまざまなチャレンジを行っています。

3.獨協の森(鎮守の杜)

獨協を40種類以上の広葉樹で囲もうという構想で作られた獨協の森は、教育環境の整備とともに、日本の在来種樹木の良さを見直すねらいがあります。在来種樹木は燃えにくいので阪神淡路大震災では大火の延焼を防ぎ、地中深く根がはるため東日本大震災の津波でも倒れることがありませんでした。

4.イエローストーンサイエンスツアー

世界最初の国立公園で、世界自然遺産でもあるアメリカのイエローストーンに高校1・2年生の希望者が出掛け、サイエンスキャンプを体験します。間欠泉の熱湯で棲息するバクテリア、豊かな自然に群れをなす動物との出会いなど日本では体験できないプログラムです。恐竜の化石を研究するロッキー博物館の研究所も見学します。