校長あいさつ
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校長あいさつ

獨協中学校を目指している小学生の皆さんへのメッセージです。

獨協は学問を修め、
知性を磨くことを通して
人格の形成を目ざす、
人間教育を柱とした学校です。

獨協中学・高等学校校長上田 善彦

校長挨拶

獨協は1883年に開校し、今年で創立138年を迎える日本でも有数の歴史と伝統を持つ学校です。初代校長の西周先生は日本近代哲学の父と呼ばれ、開校式典では知育・徳育・体育の三育と教養教育の大切さを強調されました。また獨協学園で薫陶を受け第13代校長として戦後の獨協教育の礎を築いた天野貞祐先生は、教養と理性を重視し、生徒の中に上品な人格を形成する教育に努力され、その考えは本学園を貫く教育理念として今日まで引き継がれています。
昨年よりアッという間に新型コロナウイルス感染症が世界中に広がり、首都圏には2回の緊急事態宣言が出され、対面授業の中止や夏休みの短縮、式典の縮小や延期、運動会や修学旅行の中止など、みなさんの学校生活にも大きな影響があったことと思います。大切な思い出作りができない、悲しい一年でした。一方で、この厳しい環境の中でみなさんを支えてくれた家族はもちろんですが、先生や仲間がいかにありがたい存在であったかに気付いた年でもあったと思います。獨協では、6年間、同級生や先輩、先生たちなど様々な人たちと触れ合う中で人間として大きく成長してもらいたいと考えています。
獨協生は、学力だけでなく、自分で考え、知的好奇心を持って様々なことに主体的に取り組むことができる、そして豊かな精神と体力を持ち、きちんと挨拶ができて、他人を敬い優しくすることができる「社会の優等生」を目ざす生徒たちです。みなさんがその仲間に加わってくれることを、心から楽しみにしています。

6つの辺で構成される土台(Foundation)は、6年間で人間として男子として大きな成長を遂げる獨協教育の象徴です。
生徒たちは1年1年しっかりと人生の基礎を積み重ね、6年後にはその上に自分の未来を築いていく確固とした “Foundation”(土台)を作り上げていくのです。