アメリカ イエローストーン国立公園でのサイエンスツアーの代替企画として、3泊4日で探究型研修旅行を実施しました。

大分別府では、イエローストーン同様、温泉には入らず自然のなかで温泉科学の体験学習。日本最大の八丁原地熱発電所を見学後、熊本阿蘇へフィールドを移して、火山はもちろんのこと、草原の生態系と地域の産業との歴史的なつながりを発見し、人と自然の共生についての考えを深めました。

3日目は、断層を表裏のテーマとして、熊本地震の震災遺構の見学、そして多くの参加者が一番楽しみにしていた恐竜博物館と化石発掘へ。化石の出る石出ない石を見分けられるようになったら、とにかく叩く、割る高校生たち。夢中とはまさにこの姿。

最終日は、有明海に入って、干潟の生き物観察と筆で釣る伝統のマジャク釣りにも挑戦。しかし、ここで漁師さんもびっくりのゲリラ豪雨でびっしょびしょに。これも自然相手なので楽しむしかありませんが、全身着替えて、最後は美味しくマジャクをいただきました。

今回の研修では、別府温泉地球博物館、阿蘇火山博物館、御船町恐竜博物館、荒尾干潟水鳥・湿地センターから普段なかなかお世話になることができない著名な先生方に研修の講師を担当していただきました。いずれも見学だけではない、対話型・探究型の体験学習で、夜の振り返り活動も毎日盛り上がり何度も時間を過ぎていきました。

文化祭でも発表を予定しています。