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2021.05.07

大正期の校友会雑誌

図書館の奥に「学園史資料室」があります。ここには、獨逸学協会学校初期のころからの資料(刊行物)が保管されており、ここを担当する情報センター部では、定期的に史料の整理をしています。最近出てきたのは、大正2(1913)年に発行された校友会(生徒会)編集の雑誌「めじろ」。

 

この「編輯(へんしゅう)だより」に「〇先づ従来の陳腐な表紙意匠を今度は竹久夢二氏に依頼して最っとすがすがとした気持ちのいゝものに致しました。恁うしてみれば、校友会雑誌も何處かに藝術味が漂って居るやうに思はれます。」とあるように、この年は、表紙の絵を大正期を代表する画家のひとりである竹久夢二に依頼したようです。内容は、現在の「生徒会会報誌」とは大きく異なり、文芸誌のようなものだったようです。