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2016.02.24
45年ぶり!
「昭和46年3月1日改正」
と生徒手帳に記されている生徒会会則。この度、臨時生徒総会を経てなんと45年ぶりに改正となりました。
これは、ここ数年歴代の生徒会執行部が取り組んできた課題のひとつで、現高校3年生の代が成案を作り、2年越しで今年度の執行部が生徒総会までこぎつけました。
それにしても45年間というのはどういうことなのでしょうか。現行の生徒会会則を読むと、現在の生徒会の「かたち」ではない部分が多々あります。委員会の名称や仕組みなどは典型的なものです。きっと、長い歴史のなかでその時代ごとにさまざまな事情から、生徒会の活動は変化してきたと思われます。しかし会則を直すのを後回しにしたため、今となってはどこでどうなって現在のかたちになったのか、誰もわからなくなっていたのです。
このもつれた紐をほどくのは容易なことではありませんでした。現在の生徒会が行なっている活動を整理し、文書化することから始め、全生徒に会則改正の意義を伝える。あちこちの学校で耳にする話ですが、「生徒会」って「執行部(役員)」のことでしょ?という生徒の意識。ひとつのクラブ活動と同等に思っているのが現実です。生徒総会にこぎつけるためには、「生徒会」というのは「生徒全員」で組織しているものなんだよ、という意識を少しでも持ってもらわなければなりませんでした。
2年間のなかには、それぞれが進級しクラス替えもあり、新しく中学1年生も入ってきました。1年目で積み上げた学級委員を中心とする会議もいったん解散し、4月から仕切り直し。先輩からバトンを受け取ったものの、途中めげそうになったこともありました。それでも、高校2年生を中心とする生徒会執行部と学級委員のみんなで力をあわせて、知恵をしぼりながら前に進んできました。これも、昨年会則改正のために奔走した高校3年生の熱い志がしっかり伝わっていたからなのかもしれません。
会則改正はこれで終わりではありません。新しい会則のもと、4月からどのような生徒会活動を描き、獨協生として理想の学校生活を築いていくのか、バトンは再び次の学年に引き継がれます。