緑のネットワーク通信

2015.05.29

草刈精鋭部隊

ホタル観察会に向けて、本日放課後、獨協ビオトープには高校3年生(受験生)・2年生で組織される、精鋭部隊が集結しました。

 

今年も無事ホタルは光ったものの、あまりにも草が茂りすぎていて観察しようにも見つけられない可能性があり、トリミングの必要がありました。

 

と、いっても、適当に草むしりをすればいいというものでもないのです。ビオトープに意図的に導入した植物と、勝手に生えてきた、いわゆる雑草を見分けてトリミングしていかねばなりません。しかも、葉の陰や根元に隠れているホタルごと取ってしまっては意味がありません。

 

作業は、時折小雨降るなか慎重に、地面にホタルがいるかもしれないので、中に足を踏み入れないように、進められました。

 

DSCF7590s

 

30分ほど作業をしたら、川筋が見えてきました。そうだ、ここには川が流れているんでした。

 

DSCF7591s

 

久しぶりに川底まで光が差し込んでいます。ビオトープは、もともとそこにある自然ではなく、私たち人間がつくり出した自然空間です。その維持・管理にはやはり人の手が必要です。かといって、手を加えすぎても観賞用の池になってしまいます。バランスを考えながら、今後も作業が進みます。

 

IMG_8653s